悔しさの残るベスト4
アジアカップで日本はベスト8で敗退後、トッテナムサポーターとしては思い切り韓国を応援できるようになったという点ではスッキリしていたのも束の間で、韓国はベスト4でヨルダンと対決し敗退を喫した。
ゲーム内容でも、韓国は0-2で敗れただけではなく枠内シュート0本というスタッツからも見受けられるように、あまり気持ちの良いプレーができなかったことは明らかだ。ヨルダン戦の一つ前に行われた韓国vsオーストラリア戦でも監督のヘラヘラとした態度に批判が集まっていたのを考慮すると、あまりいい指示がなかったのではと思わされてしまう。
キャプテン・ソン
韓国代表について、戦術的な観点でどこに問題があるかという話題は一旦置いておいて、自分達が気になるのは、トッテナムのスキッパーであり、アジアの至宝ことソンフンミンが韓国でどのように振る舞っているかという点である。
今日は掲載されている書き起こしをDeepLに突っ込んで、語り口を少し見ていきたいと思う。
私たちの立場からすると、私はとても不足していて、チームを率いる上で多くの不足を感じた大会だったと思います。
多くの選手たちの犠牲、献身的な努力があったにもかかわらず、私たちが望む結果を出せなかったので、選手たちに申し訳なく、また、ファンの方々、そして韓国国民に申し訳ない気持ちでいっぱいです。（저희 입장에서는 제가 너무 부족했고 팀을 이끄는 데 있어서 많은 부족함을 느꼈던 대회였던 거 같아요.
많은 선수들의 희생, 헌신 이런 것들이 있었는데도 불구하고 저희가 원하는 성적을 가져오지 못해서 너무나도 선수들한테 미안하고 또 저희 팬분들한테 또 대한민국 국민분들한테 너무 송구스러운 마음뿐입니다.）
まず明らかにソンフンミンはキャプテンとしての自分に責任を感じているということを強調し、国民に対して謝罪をしている。
私たちのチームがこのような準決勝の敗北で、今、選手たちはとても悔しい思いをしていると思います。 私を叱咤激励してください。 私たちの選手たちは本当によくやったと言いたいです。
（더 단단해졌으면 좋겠어요. 저희 팀이 이런 준결승 패배로 인해서 저희 지금 선수들 참 많이 실망하고 힘들어하고 있을 텐데요. 저를 질책하시고요. 저희 선수들은 정말 잘했다고 말해주고 싶습니다.）
緊張感の中戦ったのも間違いないが、キムミンジェがアジアカップ内での累積で出場停止だったことも大きな要因ではあるのではないかと個人的には思う。
-クリンスマン監督体制で北中米ワールドカップでうまくやれるでしょうか。
その前に、まず私がこれから代表チームを続けられるかどうかということを考えなければならないと思います。 監督が私をもう考えていないかもしれませんし、これからの未来はわからないので、監督からすれば、多くの人が批判するのは当然のことだと思います。
当然、アジアカップを優勝するために連れてきたのに、僕らが4回戦で挫折して敗退したことで、監督が叱責されるのは、僕はちょっとかわいそうだなと思います。 実際、トーナメント前から監督に対する視線がすごく悪かったので、監督が受けるプレッシャーもきっとすごく大きかったと思います。その中で、難しい状況下でもよく乗り越えられたし、選手のケアをする上で、本当に微塵も見せず、本当に最後まで諦めずにやっている姿にとても感銘を受けました。 今後、監督はきっとこのようなことをきっかけに、もっともっと強くなる、そういうきっかけになると思います。（-클린스만 감독 체제로 북중미 월드컵에서 잘할 수 있을까요.
일단 그전부터 제가 먼저 앞으로 대표팀을 계속할 수 있을 지에 대해서 생각을 해봐야 될 것 같아요. 감독님께서 저를 더 이상 생각 안 하실 수도 있고요. 앞으로의 미래는 잘 모르기 때문에 감독님 입장에서는 분명히 많은 분들이 비판하시고 하시는 게 어떻게 보면 당연하다고 생각해요.
당연히 아시안컵을 우승하려고 모셔왔는데 저희가 4강에서 좌절하고 패배를 한 거에 대해서 감독님이 질책을 받는 거에 있어서 저는 좀 너무 안타깝다고 생각을 해요. 사실 토너먼트 하기 전부터 감독님에 대한 시선이 너무나도 안 좋았기 때문에 감독님께서 받는 부담감도 분명히 정말 많으셨다라고 생각을 하는데요. 그런 상황 속에서도 어려운 상황 속에서도 잘 이겨내셨고요. 선수들 케어하는 데 있어서 정말 티도 하나도 안 내시고 정말 끝까지 포기하지 않고 하시는 모습에 있어서 큰 감명을 받았어요. 앞으로 감독님은 분명히 이런 계기를 통해서 더 단단해지시는 분명히 그런 계기가 될 것 같아요.）
「まず私がこれから代表チームを続けられるかどうかということを考えなければならないと思います。」この箇所は、現在韓国メディアで話題になっている、ソンフンミンの代表引退の噂が立てられたフレーズだ。
本当に多くの、また多くの声援、また多くの応援、またこのような遅い時間にまた私たちが準決勝で、また決勝まで行けるという期待感で試合を見られたと思いますが、明らかにその期待を私たちが満たせず、とても申し訳なく、大韓民国国民としてとても誇らしく、大韓民国国民としてこのような声援を受け、これからもっと責任感を持って一緒に大韓民国国民をもっと誇りに思えるよう努力する選手になれるようにします。
（정말 많은, 또 성원 또 많은 응원 또 이렇게 늦은 시간에 또 저희가 준결승에서 또 결승까지 갈 수 있다라는 기대감으로 경기를 보셨을 텐데 분명히 그 기대를 저희가 못 채워드려서 너무나도 죄송스럽고 대한민국 국민으로서 너무나도 자랑스럽고 대한민국 국민으로서 이런 성원을 받아서 앞으로 더 많은 책임감을 가지고 같이 대한민국 국민분들을 더 자랑스럽게 할 수 노력하는 선수가 될 수 있도록 하겠습니다.）
これは一問一答の最後のやりとりらしい。しかし、選手が試合後に行う会見で話されるような言葉なのだろうか。それこそ「国民の皆様に喜ばれるように」といったフレーズは、今回のアジアカップ日本代表の言葉の中であまり強調されるものではなかったように思える。ソンの会見の言葉を読んでいて思うのは、これが守備一貫して謝罪と宥めの言葉がかけられているようなニュアンスを持っていること、そしてよりショックであるはずの選手の方が、目に見えない大勢の人々に向けてケアを行っているように見えること。
ソンが語るように韓国は若い選手が多く、これをステップアップの一つとして捉えてくれたらいいと願うばかりだが、ソンフンミンがあまりにも責任を肩代わりしようとするのが気になる。
これを読んで「スポーツと国民」みたいなテーマが気になったので、ざっくり検索したものをメモ程度に書いておく。歴史的には、以下の引用に見られている資本主義vs社会主義の双方が非暴力の闘争として・アピールとしてスポーツを国単位で盛り上げていったという経緯があるらしい。
スポーツは国家の政治に組み込まれ、競技力の向上に税金という公的資金が投入されるようになった。国民の福祉として健康増進のための運動施設を整備することと同時に、国民と国家を国際社会でアピール（象徴）するトップアスリートの育成は、国家の政治的な安定に大きく貢献することが判明した。
このため、第2次世界大戦後の約半世紀の「東西冷戦」という世界体制によって、「国家の威信をかけたアスリート」の育成が、より鮮明かつ実践的な政策として採用されるようになっていった（「資本主義」vs「社会主義」では、双方が自分の優れた点をアピールする必要があった）。
今回はソンフンミンの話を取り上げたものの、"キャプテンの語り口"というのも色々あるはずなので、それらの比較もいずれやってみようかなと。
では気が向いた時にまた！
